熱収縮チューブの選び方

サイズで選ぶ

熱収縮チューブは被せる対象のサイズで選びます。チューブの内径を確認し、収縮前と収縮後のサイズで対応するものを使用します。

※品種によりmmサイズとインチサイズがあります。

例)スミチューブ®B2はインチサイズで1/8(8分の1)インチは約3.2mm(1/8×25.4mm)

例えば外径φ5mmのケーブルに付ける場合、収縮前の直径がφ5mmより大きく、収縮後の内径がφ5mmより小さいものを選ぶ必要があります。ここで収縮後の内径がφ5mmのものを使うとダブつきますので、より小さくなるサイズが必要です。小さなサイズは安価で厚みが薄くなりますが、挿入性が低下します。反対に大きなサイズは厚みがあり挿入性は良くなりますが、収縮に時間がかかります。

種類で選ぶ

材質:ビニール/シリコンゴム/フッ素系ポリマーなど

製造方法は通常のチューブと同様で、押出成型により非収縮チューブができあがります。これに「照射架橋」と呼ばれる処理を加え、特殊な方法でチューブを均一に伸ばせば熱収縮チューブの完成です。熱を加えると均等に元に戻ろうとする働きにより、チューブは収縮することができます。

色で選ぶ

基本的に黒色及び透明が標準ですが、種類によっては様々な色が選択可能です。

例) スミチューブA:黒、茶、赤、橙、黄、緑、青、紫、灰、白、透明

用途で選ぶ

  • 電気絶縁
  • 防食・防水保護
  • 結束
  • 識別(マーキング・色)
  • 機械的保護、補強(摩擦、エッジ)
  • 異音防止・緩衝材
  • 装飾・見栄え向上
  • 滑り止め

参考資料